white pixie(ホワイトピクシー)
マネージャー 高川さん(26歳)
white pixie(ホワイトピクシー)
マネージャー 高川さん(26歳)
夜職のデビューは10代、まだ学生でした。自動車関連の専門学校に通う傍らアルバイトをしていたんです。
専門学校卒業後は一旦、カーディーラーに就職しました。一応2級整備士です。
ただ、どうしても収入面での不満があって、1年で退社。本格的にこの世界に入りました。ですから、異職種からの転身組というよりは、返り咲き組です。
あのままサラリーマンを続けていても、今ほど成長できなかったと思います。
実際、僕たち世代が社長や重役クラスの人たちに会うことなんてそうはないじゃないですか。ましてや、親しく話をするなんてまずできませんが、ここでは違います。普通なら容易に近づけないような方たちとも楽しく会話できるんです。
お陰でどんどん知識を増やし、スキルアップして行きました。まさにお客様に育ててもらって5年。今では店長に次ぐマネージャーというポジションをいただいています。しかも、この店には店長がいないため、事実上の責任者です。
恐らく、この世界に入る人の8割までがお金目的だと思います。
早い話、稼げる仕事ということで、僕も例外ではありませんでした。
その読みは決して間違っていません。黒服の報酬は同世代のサラリーマンに比べると高収入であることが大半でしょう。
お陰で、僕なんか、若い頃はバンバン自分に投資していました。
とにかくブランド志向でBEAMS大好き!スーツなんかもオーダーメイドでした。
でも、今は段々自分のためよりみんなのためにと考えるようになりました。
若手には食事をしながら楽しく、ざっくばらんに指導するようにしています。
あと、定期的に親睦会なんかも開いています。
そうして、仲間内のコミュニケーションを深めることに投資するようになりましたね。
この「周りがあっての自分であり、仲間を何より大切にせよ!」というのは会社の風土で、幹部から代々受け継がれている教えです。そういう意味では、よりよいお金の使い方と人の育て方というのもしっかり学んだような気がします。
当店はやる気さえあれば、たいていはウェルカムです。採用面接を担当している僕が言うのですから、間違いありません。稼ぎたい人はもちろん、女の子と話したいという方もいるでしょう。
ちなみに、お酒は全く飲めなくても大丈夫。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、元々黒服はお酒を飲まないお仕事なんです。
うちの会社は、夜より昼の側に近い会社で、安心して働ける環境が整っています。契約書や誓約書をきちんと交わすシステムで、社会保険も揃っているし、寮もあります。
さらに、やることをやれば認めてくれる会社で、しっかり考えて意見を出せば認めてもらえるので、将来独立のチャンスも大いにあるでしょう。実は僕自身も将来独立を考えています。
ただ、まずはこの店をもっと大きく育てながら、自分自身を育てるのが当面の目標です。そして、その夢に最も必要なものは笑顔だと思っています。なぜなら、自らの笑顔がスタッフみんなの笑顔を作り、お客様の笑顔を作るからです。
CLUB Pierce(クラブピアス)
さやかさん(23歳)
高校卒業後、化粧品会社の販売員として働いていたとき、ニューヨークでもっと本格的にメイクの勉強をしたいと思いました。そこで、留学資金を貯めるために、この世界に飛び込んだんです。
目標は、ズバリ500万円!ところが、最初は化粧品会社に勤務する傍ら、週に1日程度アルバイトしていただけだったので、思ったほど貯金は増えませんでした。しかも、本業の方では思うように有給休暇が取れず、疲労とストレスは溜まる一方。そこで、思い切ってこの道一本に絞り込んだんです。
そして、ここへ来て1年半。今はレギュラーとして週に5日から6日しっかり働いています。でも、毎週日曜日は確実に休めますし、平日でも日中は自由に過ごせるので、疲労やストレスを感じることはありません。
実は私、すごく起伏が激しくて、休日は起きたら夜なんていうこともあれば、友達とパーッと遊びに行くこともあります。それに、マンガが好きで、月に何万円も投資しちゃうこともあるんです。それでも、僅か1年ほどで貯蓄は目標額を達成しちゃいました!
私が夜職デビューしたお店では、フロアレディとして入った中、黒服と呼ばれる男性スタッフが接客などの指導に当たっていたんですが、それはマニュアル通りのもので、実践となると全く異なるものでした。結局は自分自身で試行錯誤しながらやって行くしかなく、それも疲労やストレスの原因になっていました。
でも、CLUB Pierce(クラブピアス)では、接客する側と接客される側、双方の意見や指導が受けられるんです。
先輩フロアレディが接客の指導をしてくれ、流れやお客様ごとの個別対応など、ケース・バイ・ケースのノウハウを細かくアドバイスしてくれます。
一方、男性スタッフさんは、男性客の立場から指名の増やし方などを助言してくれます。男性スタッフ同士も仲が良く、キャストへの歩み寄り方がとても上手なんですよね。
こんな風に、お店全体がしっかりまとまっていて、仲間内の距離が近いので、気軽に質問もできます。お陰で、ずっと分からなかったことやもやもやしていたことが一気に解決しました!
ここは、新人への教育制度だけでなく、ベテランスタッフからのサポートやフォローもあります。さらに、連絡事項のやり取りもしっかりして、「売上げ」が上がる仕組みがあります。
そんなお店だから、お客様も安心して楽しめるのだと思います。
また、一般企業で学んだマナーとは違う、人としてためになる接遇やマナーを知ったような気がします。ここでは、「入って、教えてもらって、やってみて、結果が出る!」という一貫性が確約されているんです。
ということで、実に快適にお仕事しながら、お金を貯め「いざ、アメリカへ・・・!」と言ったときにコロナ騒ぎが起きてしまい、しばし、その貯金を切り崩して生活する羽目になってしまったんですよね。
でも、ここで人とふれあうことの楽しさを知ったので、今度はワーキングホリデーでオーストラリアを旅したいと思っています。
white pixie(ホワイトピクシー)
Yさん(23歳)
若い頃って、なんとなく夜の世界のお姉さんたちに興味と憧れを抱きませんか?町ですれ違うと、すごくキラキラしていて、私は純粋に「ああ、綺麗だなぁ!」と思いました。ここで務める前はお昼の仕事をしていたのですが、思い切ってこの業界に飛び込んだんです。
ただ、最初に務めたお店は、接客の組数で歩合が決まるシステムだったので、いくら盛大に盛り上げて売上げを上げても手取りに反映されなかったんですよね。極端な話、1組100万円より、3組5万円の方が評価される訳ですよ。そんなの、つまんないじゃないですか? それでwhite pixie(ホワイトピクシー)に、移籍しました。
ここは、しっかりと売上げがお給料に反映されます。やっぱり結果が目に見えてお金になると嬉しいし、ポップなお店の雰囲気も自分には合っていると思います。
しかも、半月ごとの評価なので、前半がいまいちでも、後半で挽回可能です。もちろん、前半戦が良ければ、益々頑張ろうと思えます。
おまけに、ミーティングでは稼ぎ方のノウハウまで伝授してもらえて、しっかり稼げます。憧れていた通りの華やかな世界がこのお店には有ります。
このお仕事は、本当に誰でもができて、誰でもが稼げると思います。特に性格が明るければ、経験がなくても、お酒が飲めなくても大丈夫です。
ただし、店によって多少の差はあるので、やはり教育制度や人間関係の良好なところを選ぶことが大事だと思います。そういう点では、私のいる「white pixie(ホワイトピクシー)」も、系列店の「CLUB Pierce(クラブピアス)」も、自信を持っておすすめ出来ます。どちらも働きやすさピカイチです。
それに、フロアレディ同士も仲良しで、情報交換やアドバイス交換なども頻繁に行われています。また、男性スタッフさんたちのサポートやフォローも他店に比べ良いです。
悩み事や心配事、分からないことなどは、誰にでも気軽に相談できるし、トラブルがあれば、みんなで話し合って解決します。会社の方針そのものが、従業員ファーストなんです。
なので、今回のコロナ騒ぎのときも、この界隈ではいち早く休業になりました。確かに、稼ぎは一時激減しましたが、それ以上に健康第一です。特にこの世界は体が資本ですから、大事に至る前に対応してくれた事や、考えうる限りの感染対策を取り再開してくれたのは、信用を増し、とてもありがたかったです。
私は、仕事は華やかな世界で頑張りたいと思っていますが、私生活は完全なインドア派。特に行きたいところもなく、物欲もなくで、案外地味なんですよね。
休みの日は、ただひたすら寝ています。
ゲームが大好きで、最近だと、ほぼ一日中ゲームをやっていることもあります。凝り性という訳ではありませんが、一時的にはまるタイプなので、没頭してしまいます。
そして、このお仕事は、どことなくロールプレイングゲームに似ているんですよね。お客様の世界でいかに互いに楽しむかが決め手じゃないですか。つまり、お客様の楽しいが私の楽しいになれば勝てるんですよ。
これって、まさにゲーム感覚ですよね。なので、少々積極性にお客様に楽しんでもらえれば勝ちです(笑)。「目は口ほどに物を言う」っていうので一つひとつの表情に気をつけ、常に笑顔で接客しています。
white pixie(ホワイトピクシー)
ちなつさん(23歳)
ナイトワークの世界に入ったきっかけって私には無いんですよ。
うちは母も水商売、父の周辺も水商売だったんです。だから、自然の流れでこの世界に入りました。
デビューはガールズバーで、その後、スナック努めを経験したあと今日に至っています。
確かに、ガールズバーはめちゃくちゃ楽です。営業どころか、接待すら殆ど無用。
カウンター越しにドリンクを作って出すだけなので、バーテンダーに近いです。
でも、稼ぎがちがいますよね。やっぱりガールズバーよりスナック、スナックよりキャバクラですよ。
それに、営業と言っても、LINEでメッセージを送るくらいで、特別難しくはありません。
「最近あまり来ないなぁ。」と思ったお客さんにメッセージを送って返って来ると、「あっ、覚えていてくれたんだ~!」とかって嬉しくなります。
そんなこんなで、この仕事が一番長くなりました。
特にここは人間関係と客層がいいので、オープンからずっと居着いています。
このお店は、スタッフ同士が仲良くて、ギスギスした雰囲気がないんです。それにお客様もみんな優しいから、長く働く子が多いんですよね。よくテレビなんかで見かける飲め飲めコールがないので、お酒の飲めない子なんかも安心して働いています。
お客様は、自分が飲まないボトルをオーダーすることはありません。だから、飲んでいただくために、ことあるごとに乾杯をして盛り上がりすぎることも多いけど、飲めない子の場合、私たちが助けにはいるので大丈夫。私は飲める方なので(笑)。
そういった場合、飲めない子にはテーブルワークはお任せですよ。互いに持ちつ持たれつということで、それがチームワークです。
特に私なんか、酔っ払うともう駄目! 何もできなくなってしまいます。
ぶっちゃけ、この仕事をしていて一番辛いのは、二日酔いのときです。有り難いことに、ここには、気を利かせてドリンク剤を用意してくれたりする男性スタッフがいて、また頑張ろうと思わせてくれます(笑)。
でも、このお仕事もお酒も好きだから、たぶん、体を壊すまでやめられないと思います。
ここは周辺に複数の託児所と駐車場があるので、子連れで通っているフロアレディも結構いるんじゃないかなぁと思います。ただ、実際のところ、誰が既婚者でとか、誰がママさんでというのは把握しきれていません。その事をオープンにするもしないも個人の自由で、自らカミングアウトしないことを詮索したり、追求する風習もないからです。
私はオープンに話す方で、4歳の娘と愛猫をこよなく愛するシングルマザーです。親子で家を出て、子どもを託児所に預けてから入店するのが日課です。
毎週日曜日は確実に休めるし、それ以外にも時間や休日の融通が利きますから、子育てしながら働く場としては悪くないと思います。今はしっかり稼いで、時々趣味のゴルフを楽しんだりしながらも娘の子育ても楽しんでいます。